ｖｏｌ.2 「地球の休息」
●場所は、インド洋に浮かぶ宝石のような島の連なる国「モルジブ」。
「ファルコルフシ」と呼ばれる島のリゾートのデッキのチェアに腰掛けて、
桟橋の彼方に沈む夕日を眺めながら、ビールをかたむけていました。
●小さな島に一つのリゾートがあるだけ。
エアコンも無く、シャワーは水のみ、しかも少し塩辛い、、、
個々に白砂のプライベートビーチを持つコテージには鍵が無い。
島にいる限り、お金を持たない。BGMは波の音だけ。
日の出とともに起きて、日中はダイビング三昧。そして夕方は桟橋の
たもとにあるバーで酒を飲みながら、しばしくつろぐ。
そこには時計が無い。好きなだけ食らい、飲み、遊び、踊り、寝るのです。
フランス人もイタリア人もドイツ人もアメリカ人もオーストラリア人も、そして
日本人も皆一緒。自由に語らい、食卓を囲み、こうして夕日を眺めるのです。
日中のアクティブな動きを止めて、人も、海も、空も、そして地球そのものが、
休息に入るような不思議な感覚が肌に浸みます。
●地球温暖化が危惧される中、何十年後には海に沈むと言われる国のひとつが
モルシブです。最高標高が２ｍと言われています。
それでもとにかく美しい所です。ずっと居ると身も心も溶けてしまいそうなので、
一生に一回でも良いので旅行で行ってみてください。長く滞在すると、日本の
生活に復帰できなくなりますのでご注意を、、、、
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